他人の目が異様に気になっていた私が乗り越えられたきっかけ①

メンタル

私は他人の目がとても気になるタイプです。
今は「でした」かもしれません。
なぜ過去形になったのかを書いてみたいと思います。

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失敗を恐れるのは当たり前

ハンドメイドジュエリーデザイナー兼講師、整理収納アドバイザーの大桃です。
ハンドメイド系、セカンドキャリア副業、起業サポート、整理収納も含めコーチングベースにで未来にフォーカスしたパーソナルコーチとして活動しています。

若いころは特に他人の目を気にするなどなかったように思います。
むしろ目立ちたい気持ちのほうが強かったと思います。
歌手を目指していたのですから、人の目を気にするなんてことはなかったのでしょう。
ではいつから他人の目を気にするようになったのか、過去を思い返してみました。

恐らくですが、子どもが5歳くらいまで働いていた職場からかなと思います。
表面上は皆が仲の良い小さな会社でしたが、後に今でいうパワハラのようなものがあり、今でこそ鼻で笑っておしまいに出来ることでも、当時はものすごいストレスを2年抱え、限界がきて辞めました。

退職した途端、原因不明の脳貧血に悩まされ、動悸が毎日襲ってくるようになりました。
そうなると鎮まるまで2時間は仰向けで寝ていることになり、指1本動かすのも出来ないくらいでした。
歩いていてもスーパーで並んでいても、突然襲ってくる動悸、目の前が真っ白になるような感覚。
脳のMRIを取り検査をしても、何科で受診しても原因不明。
病室で待ってるときも椅子に座ってる間に具合が悪くなり、奥で寝かせてもらったり。
医師や看護師と話すと涙が溢れてくる、そんな状態で、行きついたところは大学病院の心療内科でした。
医師と研修医3名に囲まれて問診され、「じゃあうつ病の薬を出しましょう」と最後に言われたとき、「うつ病じゃないのでいりません」と突っぱね、最終的な診断名は「起立性調節障害」でした。
でも今思うとパニック症です。
なぜわかるかというと去年も同じ症状になり、パニック症だとわかったからです。

会社を退職したあとの動悸と脳貧血状態は2年続きました。(脳貧血ではなかったのですけどね)
薬を飲まなかったので完治まで長引いてしまったのだと思います。

当時の症状と去年の症状と共通しているのは、ストレスで緊張してるときには発症しないということ。
気が緩んだ時にストレスが爆発して症状が一気に顔を出すということです。
去年は数回パニック症状が出ましたが、そのどれもが「ほっとしたとき」で、昔会社を辞めた時もやめて「ほっとしたとき」です。

特に会社のパワハラの2年間のストレスはひどく、常に社長や社員の行動を見張り、空気を読み、笑顔を作り、嫌なことでも本心を隠し偽りの自分を演じる、そんな毎日でした。
恐らくそのころから周りの目を気にするようになったのだと思います。

そして自己肯定感が著しく低下しました

会社を辞めたはいいけれど、辞めた途端当時飼っていた猫が老衰で旅立ち、そのあとにもう1匹が重度の腎不全で通院が始まったと同時に、私の今でいうパニック症状が出始め、思うように動けず、猫の看護とで精神的な余裕が皆無になりました。

娘を徒歩5分の保育園に送るだけで動悸が出始め、保育園に着くころには立ってられず、保育園の事務室の床で仰向けてしばらく休ませて頂いたことも。
そんな毎日でしたので、救急車を呼ぶことも何度もあったり、外出が怖くなったりと、外で倒れたらどうしようと、周りの目を気にしてるうちに「役立たずな自分」というレッテルを貼り、自己肯定感がボロボロになっていきました。

そのうち、誰にも必要とされない私、誰の力にもなれない自分、情けない自分と、人前に出ることもママ友と交流することも、最低限になりました。

一番は、こんな状態で働くことが出来ない自分、社会に置いてけぼりの自分、そんな気持ちで回りが眩しく見え、私はあの人たちとは違うんだと思うようになっていきました。
丁度そのころカメラに興味を持ち、写真活動を始めたのです。
同時にブログを始めて、たくさんの写真仲間が出来て夜はスカイプミーティングをして雑談して大笑いしたり、具合は悪かったけれど写真というコミュニティが出来たことで、「社会から取り残された私」ではなくなりました。

具合が悪いころ、「好きなことをして気を紛らさせたらいいよ」とよくアドバイスを頂きました。
なるほどと思い、カメラを持って近所を散歩したことがあります。
朝でしたので通勤途中のママ友とバッタリ。
その時に「どうしたの?顔色が真っ青だけど大丈夫?」と言われ、相当具合悪く見えたのでしょうね。
そりゃそうです、1歩1歩ゆっくり歩くことしかできず、背中を曲げて異様な姿でカメラを持って歩いてるのですから。

その時思ったんですよね。
気分がいまいちのときや元気がないときこそ、好きなことなんてできないと。
好きなことは気持ちが元気な時にしかできない、そう学習しました。

長くなりましたので次に続きます。

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